(公社)日本馬事協会ホームページにて、2024年度の日本在来馬の飼養頭数(各保存団体報告値)が更新されておりましたのでお知らせいたします。
北海道和種
1,056頭(前年度より87頭減⇩)
木曽馬
129頭(前年度より1頭増⇧)
野間馬
54頭(前年度より2頭増⇧)
対州馬
44頭(前年度と変わらず⇨)
御崎馬
100頭(前年度より8頭増⇧)
トカラ馬
92頭(前年度より2頭増⇧)
宮古馬
48頭(前年度と変わらず⇨)
与那国馬
89頭(前年度より21頭減⇩)
日本在来馬の飼養頭数の推移(出典:公益社団法人日本馬事協会)


北海道和種は頭数が他の種に比べて10倍前後ですので別グラフで表しました。
元々の頭数が多いので一見誤差程度に思えますが、87頭減は他の種で考えれば即絶滅レベルの数字です。
2021~2023まで少しずつ増えていたので、一気に減ってしまいましたね。
今回特に目立ったのが、与那国馬の21頭減でした。
他の種よりも保護活用に力を入れている印象があったので意外です。
全国各地で活用してもらおうと頭数を増やした頃の子たちが寿命を迎え始めているのか?
その後、あまり繁殖を積極的に行っていないのか?
それとも保存会に登録手続きをしていない馬が増えている?
台風などの自然災害で放牧地の馬に何か影響があった?
いろいろ考えられますが、与那国馬はこれまでも時々10頭20頭単位で報告値の差が出る年度もあったようなので、この先数年の動向も注視していきたいと思います。
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